単位スポーツ少年団について

 

単位団は、自主的に参加した子どもたちと、単位団活動をよりよくするために補助的な役割を果たすリーダー、適切な指導・助言で子どもたちの能力を引き出し、より良い社会人へと導くことができる指導者、財政面、労力面、精神面にわたって活動を支える育成母集団が重要なメンバーとなり、組織しています。

 

 

 指導者

精神的にも肉体的にも未成熟な子どもたちのスポーツ活動を行うため、スポーツ実技指導にとどまらず、人格や識見、豊富な知識・能力によって、適切な指導・助言を行います。また、一人の指導者がすべての運営・指導を行うのには限界があり、複数の指導者によって、団の運営を担当する人、競技の技術を指導する人など、役割分担することが望まれています。

日本スポーツ少年団指導者制度
指導者資格について(公益財団法人日本スポーツ協会ホームページ)

 

 リーダー

スポーツ少年団では、単位団活動をしながら年少団員のまとめ役や指導者の補助的な存在となる団員をリーダーと呼んでいます。リーダーの役割はスポーツ少年団では重要なもので、資質と能力の向上を図るためのリーダー養成事業(リーダースクール)も行われています。小学校の卒業を契機に単位団活動をやめてしまう団員が多いのが現状ですが、中学・高校へ進学しても、学校の部活動などと並行して、活動を継続しやすい団体制を整えることが大切です。

日本スポーツ少年団リーダー制度
リーダー養成について(公益財団法人日本スポーツ協会ホームページ)

 

 育成母集団

育成母集団とは、スポーツ少年団が独自に使用している名称で、単位団活動を支える母体となる集団という意味です。育成母集団は、子どもたちを財政面・労力面・精神面で支援するばかりでなく、地域に住むすべての大人自身もスポーツや文化活動を楽しむことができるシステムを地域に形成しようとする、極めて重要な意味と役割を持っています